起業の経緯
私が起業を志したのは高校時代からではありますが、理学療法士として具体的に何を起業をするかについては模索しており、30代前半に起業をしたいと考えていました。
これまで理学療法士としては、新卒から起業するまでは同じ医療法人で所属しており、色んな病棟(療養、回リハ、地域包括)、病院立ち上げ・病院間合併、訪問リハ立ち上げ・訪問看護ステーションの責任者を担うなど様々な経験をさせていただきました。
新卒からは大阪の豊中市で回リハ病棟・訪問リハ、4年目以降は千葉県で病院立ち上げから訪問リハの立ち上げ、地域との繋がりを作る役割、法人内での訪問リハ研修の企画運営など関わらせていただき、千葉県での経験は今の私の中でベースの財産となっており、在宅で何か起業できればと考え始めていました。
7年目からは妻の出産もあり、妻の実家に近い大阪の堺市の病院合併に関わることになりました。そこでは居宅含む職員20名規模の訪問ステーションの責任者を担わせていただきました。
堺市の医療機関に来てからは、妻の実家近くに定住し起業をしようとしていた30代前半を迎えたこともあり、何のために起業をするのか、何がしたいのか明確にできず起業できずにいる自分にとても悩み、悩みすぎて病み始めていました。また、法人内のポジションも高まってきていることもあり、責任感の強い私はこのまま昇格したりすれば辞めれず起業できないのではと不安に駆られ、中途半端な自分に対してストレスを抱えていました。
自分にしか出来ない事、自分がすべきことを模索している中、そんな時に思い出したのが、これまでに関わった患者や利用者の声(想い)でした。
医療法人の特性上、これまでリハビリ病院から退院する方や退院後のフォローをさせていただく機会が多く、「もっとリハビリをして良くなりたいが退院しないといけない」「退院後も十分なリハビリができる所はないのか」といった声を聞いていました。
退院後は、訪問リハも出来ますし、リハビリ専門職がいるデイサービスもありますが、保険制度上で回数・時間制限があることやでリハビリデイサービスではリハビリ専門職が関わる時間が短く(10~20分)、実際私が知っている限りでは満足なリハビリが受けられて、自分がオススメしたいリハビリ環境はありませんでした。
そんな患者・利用者の声(想い)を思い出し、そんなリハビリ施設を自分がすべきこと、やらないといけないこととして認識し、使命感を感じて起業する決心がつきました!
そして、「良くなりたい方が良くなれるリハビリ施設」リハビリGOを開始することになりました。